こんにちは、日本デザイン インターン生の青木です。
今回は僕が日本デザインスクールに入るまでの経緯と、入ってからの事についてお伝えしてみようと思います。よかったらお付き合いください。
日本デザインスクールに出会う前の話
まずは軽く自己紹介させてください
僕は群馬県で生まれ育ちました。そう、あの「グンマー」です(笑)
もともと目立たない県だったんですが、とある時からグンマーネタで注目されるようになりましたよね。その注目のされ方はどうなんだって気もしますが、話のネタになるのでアリということにしています。
そんな群馬で生まれた僕は、中学でソフトテニス部に入り、そこから部活中心の生活が始まりました。部活中心と言っても、中高とも「部活が厳しくて部活漬け」とかではなく、単に楽しいから進んでやっていたって感じでした。大学でもソフトテニスのサークルに入り、サークルなのにもかかわらず多い時は週7でテニスしてましたね(笑)
大学では工学部だったんですが、卒業後に特にやりたいこともなかったので、普通にどこかしらの機械系の会社に就職するんだろうなーぐらいに漠然と考えていました。
えっ、卒業できない!?
しかし、大学3年の前期に早くもそんな甘い考えは崩れ去ってしまうのでした。まぁなんのことはない、留年なんですけどね(笑)
大学ではあまり真面目に勉強していなかったものの、なんとか卒業ギリギリぐらいの単位は取れていました。しかし、3年生前期の実験の単位を落としたことで留年が決まってしまったんです。実験の単位は必須だったので、全体の単位数は足りていても実験を落とすと一発アウトなのでした。
しかも僕たちの代から急にルールが厳しくなって、その時も提出が遅れたのはほんの数分で、回収に来た教授がまだその場にいたにもかかわらず、渡そうとしても受け取ってもらえませんでした。
あの時は絶望しましたね…(笑)
しばらく落ち込んでいたものの、もう仕方ないと諦めて切り替えることにしました。どうせ留年するなら新たにできた時間をどう過ごすかを考えようと思ったんです。半年で必要な単位は取れるので、残りの半年何かしようと思ってこのくらいの期間で通えるスクールを探してみました。
ノリと勢いでなぜかアニメの世界へ
どんなことを学ぼうかと考えたときに、
「3Dとか面白そうだなー。」
と思って、そういったスクールの説明会にいくつか行ってみることにしました。
その中の一つが3D以外にもアニメに関することを総合的に学べる学校だったのですが、そこのスタッフに「せっかく学ぶならみっちり2年やらないともったいない!」と熱心に説得されたんです。
そこで僕は「そうか!」と思ってそのまま大学を休学しそのスクールに入りました。
今考えると、そのスタッフの勧誘に見事に流されていますよね(笑)どうやら僕は比較的そういったセールスに乗っかりやすい人間みたいです。
ともかく、ここで僕の人生は「一般的な道」から大きく外れることになりました。
ちなみに今思い返すと、そのスクールではアニメ制作の基本的なことについて漠然とは学べたものの、実際の現場で必要なスキルは身に付きませんでしたね。それでもスクールに来ていた求人から某アニメ会社への就職が決まり、いよいよ本格的にアニメの世界に飛び込んだんです。
アニメーター時代は大変でもあり楽しくもあり
アニメーターと聞くと「ブラックなうえ稼げない」というイメージを持つ人も多いかもしれません。もちろん、特に勤め始めた当初はなかなか稼げなくてしんどい日々を過ごしましたし、締め切り直前などはいつも休みなくバタバタで大変な日々ではありました。
でも、それと同時に毎回文化祭前日のようなわちゃわちゃ感として個人的には楽しめていたと思います(笑)
それに、自分の関わった作品がテレビや映画で流れて、それに対して多くの人が喜んでいる姿を見るとすごく嬉しかったですし、やりがいを持って仕事をできていました。そんなこんなで気づけは会社に勤めて10年。作画監督としてメインスタッフとして関わるようになり、給料も人並みにもらえるようになっていました。
ビジネスの世界への興味
アニメの仕事を一区切り
アニメーターとしてコツコツと経験と実績を積み上げて来たわけですが、同時に自分の中で「アニメの世界で自分のやりたいことはある程度やれたかな。」と思うようになっていました。
また、これから10年、20年と同じように仕事をしていくのは体力的にも厳しいと感じるようになり、そこから何か新しくできる仕事はないか探すようになったんです。
とはいえ、10年もアニメーターをやっていると今さら普通の企業に就職するという発想にも全然ならなかったので、ネットで探すのは転職ではなく個人でできる仕事でした。
新しいことへのチャレンジ!期待と不安と
ネットで色々と調べている時にとあるビジネスコミュニティと出会ったことで、WEBマーケティングに興味を持ち学ぶようになりました。そしてその中で自分でもWEBマーケティングを活かしたビジネスをしてみたいと思うようになりました。
ただ、自分としては「ずっと絵を描く仕事をしてきたし、次は絵から離れて一から新しいことをやってみよう。」
と思っていたんですが、コミュニティの仲間から「これまでの経験を捨てて1からビジネスをするよりも経験を活かした方がいい。」とアドバイスをもらい、絵を描くスキルとWEBマーケティングのスキルを合わせた漫画LP制作サービスをすることにしました。そしてこの時、アニメ会社を退社しました。
日本デザインスクールとの出会い
ちょっとWEBデザインを学ぼう
漫画LP制作を始めると決めてからも、あくまでデザイン部分は外注するつもりだったので本格的にWEBデザインを学ぼうとは思っていませんでした。
ただ、「WEBデザインについて最低限の知識ぐらいはあった方がいいかな。」とは考えていました。
外注するにしても、ある程度知識があった方が依頼する際の指示がしやすいですしね。
そこでWEBデザインについて学ぶために何かいいセミナーやワークショップはないかと探していた時に、ストアカ(色々なセミナーを気軽に受講できるポータルサイト)で日本デザインスクールの1dayレッスンを発見したんです。
「日本デザインってどんなとこだろう?セミナーに参加したらしっかりとWEBデザインについて学べそうかな?」
と思って、くぼチャンネルやホームページなど日本デザインスクールが発信している情報をチェックしたんですが、そのとき思ったのが
「上手く情報発信をしていて、そこからの集客も考えられているな。マーケティングもしっかりされているな。」
ということでした。今考えると随分生意気な感じですね…(笑)
そして、ここなら他のスクールやセミナーと違って、ただのソフトの使い方などではなく実務に即した知識やスキルを教えてくれて、ただ綺麗なだけじゃない効果のあるデザインが学べそうだと感じ、早速申し込むことにしました。
ただ、この時は1dayレッスンのみの受講で、入門編に入ることなどは考えていませんでした。
むしろ、日本デザインにデザインの外注の提案ができないかなんて考えたりもしていました(笑)
1dayレッスンは楽しく刺激的
1dayレッスンでは
・WEBデザインの基礎知識と考え方
・Photoshopを使った簡単なバナー制作
・Dreamweaverを使ってのHTML/CSSの基礎
などを教えてもらいました。
Photoshopの使い方については多少知っていた部分はあったんですが、やはり実務で使うときの効率的な操作方法や、ちょっとしたことだけど大事なテクニックなど「なるほど!」と思えるもたくさん教えてもらえました。
また、こういったセミナーは静かでちょっと固苦しいイメージがあったんですが、終始和やかな雰囲気で楽しかったです。
1dayを受けて入門編への参加も少し悩んだんですが、結局その時は参加しないことにしました。ちなみにその時に一緒に1dayを受けていた方はそのまま入門編→中級編と進み、今ではすでにWEBデザイナーとして活躍されています。
「自分もあの時そのまま入門編に進んでいたら、もっとハイペースで成長できていたのに!」と今でもたまに思ったりします(笑)
実績も自信もなくうまく行かない日々
さて、1dayでWEBデザインについて少し知識を学んだとはいえ、当然ですがLP制作となるとそれだけでは全然足りません。
それからまた改めて漫画LPの仕事を受けようと思ったんですが、LP制作についてあまりわからない状態だとやはり自信を持ってサービスの提案ができないですし、どんなものが作れるかの実績も見せられない状態では当然ですが相手も依頼しようとは思ってくれませんでした。
結局、漫画LPの仕事は受注できない日々がしばらく続き、2、3ヶ月ほどはイラストの仕事をちょこちょこ受けたり、イラスト集を作って販売してみたり、前の職場の仕事を手伝ったりしていました。
また同時に、自分はあくまでディレクター・マーケッターの立場に立とうと思ってはいても、元々クリエーター気質なのでやはり自分自身に制作するスキルがないと不安で、WEBデザインを学ぶべきかどうかというのがずっと頭にありました。
そんなときに知り合いの経営者さんに「デザイナーの需要がある」「LP作れるようになったら依頼したい」という話を聞いて、改めて「自分で作れるようになった上で人に任せる形のビジネスモデルが自分に合ってるのでは。」
と思うようになりました。
そして、そこから改めて入門編を受講することにしたんです。
いよいよ日本デザインスクールに飛び込む!
入門編での45日間
入門編の期間は比較的時間に余裕があったので、集中してできました。課題は動画で配信されるので、自分の都合に合わせて進めることができるのも助かりますね。
また、やるべきことを順番に教えてもらえるので効率よく学ぶことができたように思います。作業はなかなか慣れずに所々時間がかかってしまいましたが、楽しくやれました。
また個人的に、ずっと続けてきたアニメーターでの経験が活きていたように思います。課題の中で、参考バナーを真似して作るというのがあったのですが、
元々絵の模写や何かを真似して作ることが得意だったことに加えて、10年間アニメーターとして人の絵を真似することを仕事としてきたこともあって、似せるポイントの捉え方や“真似する”ことの基準値の高さなどはある程度持てていたのかな、と思います。
ただ、そこからさらにクオリティをあげるポイントや作業を効率化するテクニックなど、実際の実務に必要なスキルをピンポイントで教えてもらえたのはすごく大きかったです。
こう言った点は独学ではなかなか知ることができないことですし、知ることができたとしてもそれまでにすごく時間のかかるものなので、これだけでもレッスンを受講する価値があったと思いました。
日本デザインスクールのレッスンは全体通して実務に必要なことだけを教えてくれるので、自己流でやっていて出来てなかったところ、わからなかったところがどんどん出来るようになって自分がスキルアップするのが実感できます。
また多くの受講仲間と一緒にレッスンを勧められたのもすごく大きかったですね。課題はグループチャットに提出するので、みんなでコミュニケーションを取りながら進められたのはもちろん、
他の人の作品を見たり、逆に自分の作品も見られているという緊張感があったりですごく刺激をもらいながら課題をすることができました。
さらなるスキルアップのために中級編へ
入門編を受講する時点で、「せっかく学ぶならLPの作り方まで学ばないと意味がない」と思っていたので、どうせ受けるなら中級編までやりたいと考えていました。
しかしいざ入門編を卒業し中級編に進むかどうかというタイミングになると、金銭的な面や時間的な面を考えてどうするか迷っていました。「他にも時間を割いて取り組まなければいけないことが色々あるし。」とも思っていたんですね。
しかしそんな時、驚きの事件が!なんと入門編のグループチャットで日本デザインスクール講師の久保先生が、「みなさん中級編どうしますか?青木さんも受講しますよ!」と書いちゃったんです!
初めは「えっ!?」と思ったんですが、「これはもうやるしかない!」と思って受講を決意しました(笑)
背中を押すどころか強引に前に蹴り出してもらった感じですが、今となってはすごく感謝しています。
現在もインターンをしながら中級編を受講中で、実務に必要なスキル・クオリティの基準値を叩き込んでもらってます。
入門編よりもかなり苦戦していますが、一緒に受講している仲間たちともより密にやり取りをする様になって、とてもやりがいを持って取り組むことが出来ています。
学びの中で実感すること
今、日本デザインスクールで講座を受講していて、
「正しい相手から正しく学ぶこと」と「学ぶ環境」がすごく大事だと改めて実感しています。
もちろん、独学ならあまりお金をかけずに勉強することはできますが、分厚い本やネット上の情報からどれが実務に必要な知識・スキルを判断するのは難しいですよね。
それに、自分は基本怠け者なのである程度の強制力がないとすぐにダラダラとサボっちゃうんです(笑)人任せな感じに聞こえるかもしれませんが、「課題に期限が決まっていて、さらに周りみんなが当たり前のように頑張っている、やらざるを得ない環境」に飛び込む方が合ってるなと思いました。
今は中級編と同時にインターンにも参加させてもらっていて、さらには定期的に交流会もあったりと、日本デザインスクールのスタッフの方、受講生の方に会って話す機会がたくさんあります。仲良くなる中で学べることや、それぞれ元々持っているスキルや身につけたスキルを共有することで、より早く成長できているように感じます。
何より、同じ目標を持つ仲間と一緒にワイワイできるのは楽しいですね!
最後に
僕はすでにフリーランスで活動をしていますが、日本デザインスクールで学んだことを活かして仕事の幅を広げていけたらと考えています。
また、日本デザインスクールで学んでいく中でたくさんの頼れる仲間ができたので、WEBデザインの案件を依頼したり、一緒に仕事をしたりとこれからもデザイナー仲間として活動していけたらこれほど心強いことはないですね!
日本デザイン インターン生 青木