前回のレッスンで、デザインセンスがないとWEBデザイナーになれないという方がいるという
お話をしましたが、それと同じぐらいに「絵が描けないとなれない」と思っている人が多いようです。
「私、絵が下手なので無理でしょうか?」
「絵の勉強をしたことがないのですが、
WEBデザイナーにはなれないのでしょうか?」
と言ったご質問をよくいただきます。
結論から言わせていただくと、絵がうまい、下手は関係ありません。
今では月収200万円以上を稼ぐ、フリーランスになった遠藤君は、私が今まで見てきた受講生の中では、描いた絵が話題になるくらいのレベルでした。
ちなみに遠藤君の絵です。
遠藤君に許可はもらっているのですが、絵が描けることとWEBデザインはできることは異なります。
でも、実際のお仕事の中で、
「〇〇の絵を書いてもらえませんか?」
と指示されることはほとんどありません。
これは、私がWEBデザイナーになりたての頃の話ですが、バレンタインデーのバナーを作る指示をもらいました。
私は、社長の大坪から
「バレンタインデーの告知に使うバナー作っておいて」
と言われて出かけていきました。
その間、私は一生懸命作りました。
社長が帰ってきたときは、きっと「すごいね!」と褒めてもらえると思っていました。
しかし、大坪社長が帰って来て、私を見るなりちょっと怒った顔で「何、そのハート!」
と予想外の反応が返ってきました。
「どうやって作ったの?」
と言われ、焦りながら自分が作った方法を伝えました。
私はイラストレーターというソフト使ってハートを手作りしていました。
「えっ!何で一からハートを作ってるの?
素材サイトで取って来ればいいじゃん」
と言われて、そこでようやく怒られている理由が分かりました。
「ハート 素材」とインターネットで検索すれば
すでに作られた素材をたくさん見つけることができます。
無料のも有料のもの、商用利用が可能な物がたくさん提供されています。
大坪が言いたかったのは、自分でいちいちハートを作るのではなく、すでにある素材を組み合わせた方が、早く作れるし、クオリティも高いということでした。
私も素材サイトのことを知らなかった訳ではないのですが、自分で一から作らなければという気持ちでいました。
ですが、実際にWEBデザイナーは、素材を一から使うことはほとんどしません。
例えば、料理教室のバナーを作るときには、人物写真やお料理の写真、もしくは、お料理をしている人のイラスト、お料理のイラスト、お鍋のイラスト、調理素材のイラストなど使う素材はネットで探せばいくらでも出てきます。
だから、一から作る必要もないし、絵のセンスや絵のスキルはいらないんです。
本当にどうしても、どうしても絵が必要とか、絵を依頼された場合は、絵を描ける人に依頼をして、あらかじめ別途費用がかかることもお伝えします。
ですので、絵が描けるようにならなきゃいけないと思っている方は、絵のスキルは全くいらないので安心してください。
逆に今、イラストレーターのお仕事や、イラスト書けるよ!という方は、WEBデザイナーとしてより、単価をアップできるので、ぜひ、WEBデザイナーを目指すとよいです^^
聞いたお話ですと、イラストを描くだけのお仕事はすごく単価が低いそうです。
時間をかけた割には、報酬がすごく安いそうです。
ですので、WEBデザイナーに転身される方もいます。
素材選びや、素材の組み合わせ(文字も含む)、配色やレイアウトが上手になるとWEBデザイナーになれます!
だから、私の教え方はHTMLなどを学ぶ必要はないですし、Photoshopの機能もすべて覚える必要はありません。
ゴールから逆算して、何が必要か、そのゴールにはどうやったら早くたどり着けるのか?
を教えます。
だから、未経験の方が他のスクールに行くよりも早くWEBデザイナーになれるんです!
では、ここでまたまた良く質問されるのですが、どれぐらいでWEBデザイナーになれるのか?
また、実際に経験がなれないとなれないんじゃないか?
と思っている方もいると思うので、次のレッスンでは、これについてお話をしますね。