誰にも認めてもらえない専業主婦の私が、誰もが憧れるママWebデザイナーに

誰にも認めてもらえない専業主婦の私が、誰もが憧れるママWebデザイナーに

9年前、新卒で入った会社を寿退社した私は、その後2人の子どもを産み、7年間専業主婦、そして2年前にまた仕事を始めました。

専業主婦時代、24時間365日ずっと家族のために働いているのに、なぜか罪悪感や劣等感を感じていました。子どもが小さくて手がかかる時は、そんな事を考える余裕すらないのですが、保育園が始まって自分1人で家にいる時間が増えると、「働きに出たほうがいいのかな」「私って誰からも必要とされてないのかな?」とネガティブに考えてばかり。

とはいえ、専業主婦には休みがありません。夫の家事育児に対する非協力な面にイライラしたり、「やって当たり前」で誰からも認められていないことに、心身共に病んでしまった時期もあります。

しかし、今ではある事がきっかけで、自分自身に劣等感を感じることも、家族にイライラすることもなくなりました。

それは、「在宅Webデザイナー」という働き方に出会ったからです。私は、この9年間で専業主婦も外で働くワ―ママも経験して、今のライフスタイルに辿り着きました。

今回は、誰にも認めてもらえない専業主婦だった私が、誰もが憧れるママWebデザイナーになった変化を綴り、「ママが好きなことで輝くことが、家族をも幸せにする」ことをお伝えしようと思います。

##365日24時間働いても誰からも認めてもらえない

結婚後、寿退社をしてから7年間、2人の子どもを出産し、専業主婦を続けていました。2つ違いの男の子と女の子の育児や家事は、ほぼ私のワンオペ。

不動産の営業マンである夫は、朝7時には家を出ていき、帰宅は22時過ぎ、日付を超えることもありました。

「夫も仕事を頑張っているから、私も一生懸命やらないと!」
そんな使命感に駆られ、365日24時間自分なりに頑張っていました。しかし、いくら頑張っても、誰からも褒めてはもらえない。「やって当たり前」が専業主婦の辛いところです。

反対に、保育園の同世代ママには働きに出ているママもたくさんいます。SNSを見ると、子どもに手作りお菓子やミシンで作った洋服などを載せているキラキラママ達。小さい子どもがいるとは思えないほどの、綺麗に片付いたお部屋。

いつしか私は、自分と他人と比べてしまい、家で1人になると「私ってダメなんだ…」と落ち込んでしまってばかりいました。

##転機はたまたま見つけた「Webデザイナー求人」

そんな時、たまたま見ていたネットの求人広告で「未経験OK!Webデザイナー募集中」という募集を見つけました。

昔から絵を描いたり、チラシをデザインしたりすることが好きで、よく人からも「上手だね」と言われていたので、少し自信はありました。
新卒で入った会社でも、ちょっとしたデザインの仕事を頼まれたり、社内イベントのチラシ作成を担当したりした経験もありました。

「Webデザインを本格的にやったことはないけど、未経験OKだし、ちょっと楽しそうだな」

ちょうどそのころ、上の子どもは小学校、下の子どもも保育園の年中さんで、日中は自由な時間が多かったのです。

勢いに任せて夫にも相談すると、「いいんじゃない?」と意外にもあっさりOK。こうなったら、もう始めてみるしかない!と思い、面接を受け、見事採用。

求人を見つけてからたったの2週間で、7年間の専業主婦生活に終切符を打ち、私のワーママ生活がスタートしました。

7年越しに社会に出て働くということに、不思議と不安はありませんでした。それよりも、「新しい環境で働いて、自分の価値を認めてもらいたい」という気持ちが大きかったんだと思います。

##仕事を始めて、誰からも認めてもらえない専業主婦から抜け出せた

仕事を始めてから、毎日が驚くほど充実していました。先輩からPhotoshop(Webデザインをする際に使うソフト)の操作方法を教えてもらったり、実際に自分が作ったデザインのフィードバックを頂いたり。

まだ下っ端なので、ちょっとしたデザインの修正や資料の整理を頼まれることが多かったです。それでも、何かをしたときに「ありがとう。助かるよ」と言われることは大きな喜びでした。

この7年間は、何をやっても当たり前、できるようになっても誰からも認めてもらえないのが普通だったので、初めのうちは涙がでそうなくらい、嬉しかったです。

「人と一緒に働く」「社会の一員として役に立つ」ことはこんなにも私を満たしてくれるのだなぁ、と新卒の時には感じられなかった「働く意味」というのを身をもって知れました。

また、私が仕事を始めたことで、家族にも変化がありました。

平日の9時~17時のパートタイムで働き始め、娘の保育園の送り迎えは行きは夫、帰りは私というふうに、分担するようになりました。以前は休日も寝てばかりいた夫も、家事に協力的になったのです。

そして、私も働きに出ることで「外で働く大変さ」を知って、夫の気持ちもわかるようになりました。以前よりもお互いに対する不満が減って、夫婦関係も良くなったような気がします。

##ワーママの葛藤

仕事を始めて半年がたったころ、できることも増えて慣れてきたものの、家庭との両立が難しくなってきていました。

パートとはいえ、会社の一員。納期が迫っている案件が多い時期は、残って作業することもあります。

子どもはまだ小学校1年生と、保育園の年中さんです。上の子に鍵を持たせて仕事に行くことも多くなり、仕事で疲れて家事に手が回らない日もしばしば。

「ママ、無理しないでね」
本当は寂しい思いをしているはずの息子に、こんなふうに声をかけられ、思わず泣いてしまった夜もあります。

「私は一体、何をしているんだろう?」
専業主婦の誰にも認めてもらえない辛さから逃げたくて外で働き始めましたが、家族との時間を犠牲にしてしまったら、元も子もない。

このままだと、自分も家族もダメになってしまう…そう感じた私は、何か他にいい働き方がないか探していました。

##在宅Webデザイナーという選択肢

そんな時に、Instagramで「在宅で働くママWebデザイナー」という方を見つけました。その方は私と同じ歳くらいのお子さんを持ち、在宅でWebデザイナーのお仕事をしているそうです。

しかも、元経理事務で全くの未経験からWebデザインを勉強してフリーランスになったそう。

そこで私は初めて、「Webデザイナーという仕事は未経験からでもできて、働き方が自由に選べる」ということを知りました。

この方の投稿に惹かれ、気づいたらメッセージ画面で文字を打つ私。
唐突のメッセージにも優しくお返事してくださり、メッセージを重ねるうちに、「フリーランスWebデザイナーになるには、プロに教えてもらうのが1番」だということがわかりました。

当然、私の職場にもプロのWebデザイナーの方はいらっしゃいましたが、働きながらその方から手取り足取り教えてもらうには、時間がかかり過ぎます。会社で3年~5年くらい経験を積めば、フリーランスとしても独立できると考えてはいました。

しかし、今の生活をずっと続けるわけにもいきません。
それに子どもの成長はあっという間です。子どもとの「今」の時間は取り戻せるものではありません。

「子どもの成長を一番近くで見守りたい」という思いが勝り、私は会社を辞める決心をしました。

##スクールに通って半年で在宅ママWebデザイナーに

それからは私は、フリーランスを目指せるWebデザインスクールに通うことにしました。このスクールはInstagramで知り合った在宅ママWebデザイナーさんも通っていたところで、未経験の方がほとんどだそう。

オンラインで完結するこのスクールは、動画を視聴して課題を提出し、週に1~2回講師の方から添削を受けたり、同じ受講生とグループレッスンを受けたりするというものでした。

子どもたちが学校や保育園に行っている間、私はずっと家でレッスン動画を見たり、課題の制作に取り組みました。

つい最近まで日中は外に働きに出ていた私が、専業主婦の生活に逆戻り。

しかし不思議なことに、以前のように家にずっといるのに辛くありませんでした。
専業主婦時代の私には想像もできなかったことです。

それは、講師を含め受講生の中に、私と同じようなママで在宅ワークがしたい・すでにしているという方々がたくさんいて、初めて「仲間」という存在ができたからだと思います。

先輩のママWebデザイナーさんや、同じ在宅ママWebデザイナーを目指す仲間に支えられ、私はスクールで学び始めてから約半年後に、個人で仕事を受注できるようになりました。

##ママWebデザイナーになって変わったこと

今では、在宅でWebデザインのお仕事をしています。

クライアント様との打合せから納品まで、全てオンラインで完結するお仕事なので、家事と育児のスキマ時間におこなっています。

クライアント様にデザインを提出したときに「イメージ通りで感動しました!」「いつも素敵なデザインをありがとうございます」と感謝の言葉を直接いただけることが、何より嬉しいです。

これまで、「家の外で働かないと、自分には価値がない」と思っていた私ですが、今の働き方と出会って、働く場所に関係なく自分の仕事が評価される喜びを知りました。

また、この仕事はパソコン1つあれば、いつでもどこでもできる仕事です。「この先、夫の急な転勤があったとしても、場所に関係なく働き続けることができる」ということが私の心の安定剤にもなっています。

そして、1番嬉しいのはやはり、子どもの成長を近くで見守ることができることです。在宅で働いているので、子どもの熱や急な連絡にも、すぐに駆けつけてあげることができます。

また、働く親の姿を実際に家で目にすることで、積極的にお手伝いをしてくれるようにもなりました。保育園で、娘が「ママはWebデザイナーなの」と自慢してくれたことも、恥ずかしながらも嬉しいことです。

##ママが楽しく働くことが家族の幸せにもなる

この9年間で、専業主婦、外で働くワ―ママ、在宅で働くWebデザイナーを経験しました。どれも、大変で素晴らしい仕事だと思います。私の経験を通してあなたに伝えたいことは、「もっとママが楽しいことをして輝いていい」ということです。

「家族のためには専業主婦でいたほうがいい」
「社会に出て働かないと自分には価値がない」
「私が仕事も家庭も両立すればいいだけ」

こんなふうに思って、自分自身の「幸せ」を後回しにしてしまうことが、返って家族に悪い影響を与えていることだと気づきました。

ママが好きなことで輝いていると、家族も幸せな気持ちになりますし、周囲も自然と応援してくれるようになります。ママの心に余裕がうまれると、家庭にも余裕がうまれます。

その1つのきっかけとして、「在宅Webデザイナー」という働き方があると思います。パソコンとオンライン環境さえあれば、どこでもいつでも働けるお仕事です。私もほぼ未経験からのスタートでしたが、今では自宅にいながら会社員時代と同じくらいのお金を稼ぐことができています。

もし興味があれば、私が参加した「Webデザイナーという働き方セミナー」に参加してみてくださいね。現役のWebデザイナーが、Webデザイナーの「なり方」「働き方」「仕事内容」などについて丁寧にわかりやすく教えてくれます。

 

私のこの経験談が、あなた自身の幸せを考えるきっかけの1つになり、良い未来に踏み出す1歩に繋がると嬉しいです。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。